プレイボール直後に2球連続でボール、その後フルカウントまで持ち込まれてのフォアボール。
もうあの時点で、誰もがこれから続く長い旅を覚悟した。そして、その後に訪れる恒例の重苦しい雰囲気。
「何やってんだよ!」「大丈夫、頑張って!」
罵声と励ましの両方の声が飛び交うあの雰囲気こそが今の藤浪の現状。どちらの声も結局は藤浪を特別な目で見ている証拠なわけで・・・
一つのフォアボールであそこまで、試合を観ている(敵も味方も含めた)全員が “何か” を言いたくなる投手は他にいないですね。
初回はとにかくストレートで押し込むというその配球は大正解だったとは思いますが、やはり露呈してしまったそれ以前の問題。
それはコントロールであり、投内連係という基本線。
メンタルが弱いわけじゃない。ただ、ほんの少しの自信を取り戻すだけだと思う。ほんと、一軍での勝ち星がとりあえず1つ付けば変わるはず。
仕事でミスを連発してしまったとき、いつも意識していなかったことが気になって、またミスが続いてしまう。
次のミスが怖くなって、それまでできた何でもないことが急にできなくなってしまう。
誰でもありますよね、そんな経験。
「プロなんだからストライクくらい入れろ」「プロなんだからピッチャーゴロくらい」
プロなんだから???
いや、仕事をしている人は全員、その道のプロなわけで。
少なくともわたしは、ミスがミスを呼んだときに怖くて前に進めなくなるという経験をしたことがあるので、やっぱり藤浪のことは責められない。
プロ野球選手はしかも、その仕事ぶりを何千万という人に見られてる。
ちょっとしたきっかけがあれば・・・
まぁ、そうは言っても、信じてくれる人がどんどん少なくなっていることだけは確かです。
打線が淡白すぎる
全然セーフティーじゃない梅野のセーフティスクイズ。あれもどうかと思いますが、きのうはあまりにも打線が淡白すぎましたね。
6回の無死2、3塁でロサリオと福留が初球で凡打した場面だけでなく、初回の髙山なんかも、先頭バッターならもうちょっと粘ってもいい。
髙山は初球から振れるというのは強みですが、せめて一巡目は自分本位にならず、チームに相手投手の球を見せるという、そしてなるべく球数を増やすという1番バッターの役割も意識してもらいたい。
あとロサリオ。これもまた、ファンにとって厳しい修行の始まりかもしれませんね。
いや、能力は信じて疑わない。でも1ヶ月くらいはグズグズでも我慢しなきゃいけないのかな。
広角に打てるんだから、もっと右方向を意識してもいいんじゃないかと。最後のライトフライなんかは良かったと思うけど。
さぁ、今日はきっちり秋山で獲りにいきましょう!相手はオープン戦(3月18日秋山vsジー)でやられたジーなんで油断はできませんが。