小野はもう圏内ですね
きのうは小野と松坂の投げ合い。小野は、2回こそ球が荒れていましたが、その他の回は変化球の制球もまぁまぁ、ストレートの伸びはやはり素晴らしいものを持っています。
マウンドとの相性があまり良くないような仕草を何度もしていましたが、試合のなかで修正できていたように感じます。フォームの確認なども含めた試合中での修正能力というのは先発ピッチャーの必須事項。
このあたりが昨年から今年への進化のポイントと言っていいでしょう。
これでひとまず先発ローテーションの一角を勝ち取りましたね。というより、もはやメッセ、秋山と同じかそれ以上に安心して見ていられます。
ケガさえなければ二桁は確実に勝てる風格が出てきました。
松坂に翻弄されたのか、粘ったと言えるのかは分かりませんが・・
試合自体は観ていて面白くはなかったものの、きのうみたいな試合展開で勝ちきったのは大きいですね。
しかも、これまでのような淡白な攻めではなく、とにかく粘って球数投げさせて仕留めるというレッドソックスのような攻撃ができていました。
あとはレッドソックスのようにボコボコ打てばいいのですが・・
もちろん、あれだけ粘っても、巧みな投球で7回まで投げた松坂はさすが。まぁ、もしかしたら、粘ったというよりも松坂に “してやられた” のかもしてませんが、少なくともイヤな印象を与えたことだけは確かです。
髙山も、きのうは初回の打席で1番バッターらしい役割を果たしていましたね。最低でもあれくらいはやって欲しいところです。ヒットは出ませんでしたが、いい当たりもあったので今日に期待(出場しなかったりして・・)
まぁ、髙山といえば、8回に俊介の見事なファインプレー。髙山と俊介の交代に気付いていなかった人は全員「あ~、抜けた~~」と思ったでしょうね。
個人的には髙山もやればあれくらいできると思っていますが、きのうの俊介は素晴らしかった。
あれが抜けていたらもちろん同点。きのうの雰囲気からするとそのまま逆転負けしていたことでしょう。
俊介は開幕から未だにヒットなしですが、きのうのプレーはツーランホームランくらいの勝ちは十分にあります。
で、2番には鳥さんの代わりに西岡がスタメンでしたが、ハッキリ言って「そろそろ執念場ですね」という感じ。
板山スタンバイ?板山って、今シーズンのファームで「セカンド、ファースト、外野すべて」とスタメンで出てるから、それこそ西岡の代わりとしては適任です。今日からのジャイアンツ戦の内容次第では・・・。
とにもかくにも、きのうは勝てて良かった。オープン戦とは違って、ペナントはいくら内容が悪くても勝てばこっちのもの。
今シーズンは情けない試合も多いですが、情けなくてもダサくても、チームの状態が悪いときに勝ちを拾っておけば秋に1勝の価値が響きます。
投手陣が踏ん張ってくれているので、たとえ打線が湿っていても、執念で粘り勝ちするようなゲームをしてもらいたい。
ということで、今日はジャイアンツ戦、藤浪VS菅野です。
藤浪に勝ちがつくのは難しいかもしれませんが、もしクオリティスタートであれば御の字。弓投げのポーズを駆使して頑張れ、晋太郎!