いよいよオープン戦が本格的に始まりました

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3月3日のタイガース対ホークス戦(オープン戦)

今年のタイガースのキャンプは、大きな故障者を出すことなく、例年にないほどの充実した内容となり、全体としての成果は上々。

金本監督が「今回のキャンプは手応えを感じた」と珍しくポジティブな発言をするなど、秋の美酒への期待値は高まるばかりです。

そして気がつけばもう3月。いよいよプロ野球のオープン戦が本格的に始まりましたね。

3月初カードの相手は昨年日本一のホークスとあって、当然気合いも入ります。

なにせ、評論家筋のシーズン予想でも「タイガースの優勝もある」などと囁かれるまでになった戦力が、どのような戦いを見せてくれるのか期待したのですが・・

相変わらずストレートが振れてない

とにかく今のチームにおける最大の課題とも言えるストレートへの対応。

まぁ、バンデンハークはある程度仕方ないとしても、育成(三軍)の野澤、長谷川あたりはキッチリと仕留めてもらいたいですよね。

とくに宜野座でキャンプを張った中谷、陽川、髙山、島田などは、もうちょっと意地を見せないと。

髙山180,304

ただし、髙山に関しては良い当たりが出てきた感じがします。とくに左の変則ピッチャー嘉弥真の当たり(セカンドゴロでしたが)は良い感じで捉えていました。

個人的に、髙山は、きのうの代表の試合で(6回)13球粘ってフォアボールを奪った秋山のような打席を作っていけたらいいような気がするんですが。

仕掛けが早いのはいいとしても、やっぱり毎回となるとどうしても単調になる。

すでに早打ちのイメージが定着している髙山には、早いカウントから勝負球という配球になるのに、毎回その難しい球をこねていますよね。

技術はあるだけに、相手に考えさせる時間を作った方がかえって自分のペースに持っていきやすくなるような、髙山はそんなタイプのような気がするんです。

昨年の今頃は好調を維持していたものの、シーズンに入った途端・・・だったので、今年は逆のパターンになることを信じています。

一方、打線の収穫はなんといっても安芸組の緒方と上本。昇格してすぐに結果を出すあたりは2人ともさすが。

もちろん、サファテからバックスクリーンにぶち込んだ緒方もスゴかったですが(サファテは来日から7年間で18本しか本塁打を打たれてないようなので緒方は19本目!)、上本の存在感も光りました。

まぁ、バンデンハークから唯一ヒットを打ったという結果以上に、やはりあの “くせ者っぷり” は魅力です。



ピッチャー陣はそれほど問題ないかな

ピッチャー陣でいえば、やっぱり秋山。今年ここまでの実戦登板は毎回、打たれても納得できるくらいに「自分で試したいことを意図をもって取り組んでいる」のが分かるのが良いですね。

しかも、最低限の結果も出すという。まぁ、とりあえず秋山は今年もやってくれそうです。

球児に関しても、打たれた球はすべてど真ん中に入った球だし、フォークボールのワンバウンドの着地点が30cmくらい手前だった。

まだ制球が思うようにいっていないだけという印象なので、今の時期に心配するようなことではありません。

ただし、高橋聡の被弾もそうでしたが、ホークスの打線はほんとコントロールが少しでも間違ったら確実に捉える打者が揃ってますね。

しかも、きのうのホークスって、代表チームに柳田、今宮、上林、甲斐などを抜かれ、デスパイネ、内川もいない打線。それでもあれだけコンタクトの強い打者が揃っているんですから。

キャンプが終わって、「今年のタイガースは層が厚くなった」と満足して、ちょっと調子に乗ってた自分が恥ずかしい。

三軍投手のストレートの強さ、主力が抜けている打線でも甘い球は必ず仕留める打線。いや、やっぱりホークスはスゴい。

きのうの試合を観て「カープやベイスターズもやってきてんだろうなぁ」って突然心配になっちゃいました・・・。