2018年タイガーズキャンプ初の紅白戦

個人的にはMVPは大山と西岡

今日も天気は持ちこたえ、予定通り2018年宜野座キャンプ初の紅白戦が行われました。

サムライJAPANの稲葉監督も、代表のメンバー候補に挙がっている「大山」「石崎」の視察に訪れていましたが、今日の試合の感触はどうだったのでしょう？

2018年初の紅白戦、スタメンは以下の通り。

紅白戦なので、捕手は一塁の守備と3回ずつ交代、投手はそれぞれ2イニング投げます。

とりあえず投手陣は全員が無難な内容

まずは投手陣。得点を取られる場面もありましたが、全体的にはすべての投手が無難な内容で終えたといったところでしょうか。

小野
⇒下半身の粘りが昨年とは大きく違い、とくに変化球の制球は格段に上がっている印象。まだ気が早いですが、このままいけばローテーション入りも現実的といえますね。

才木
⇒球の勢い自体はやはり非凡なものがあります。ただし、良い球もたくさんありましたが、今日に限ってはちょっと首脳陣に良いところをみせようと力んでいたような。

岩貞
⇒昨年は「ウェイトトレ偏重」の被害者ともいえる岩貞。本人もそのあたりを調整し、今年は上半身よりも下半身がしっかりしている印象です。その下半身の粘りでとにかく制球が良かった。一昨年の好調時の「見ていて安心な岩貞」が復活か！？

藤浪
⇒さすがに1イニング目はどうなるか固唾を呑みましたが、2イニング目は安心して見ていられました。たしかにいい当たりの打球も打たれていましたが、とりあえず問題はないでしょう。抜け玉も一球だけ？

石崎
⇒稲葉監督の目が気になったか。あまり球が走っていませんでしたね。

松田
⇒う～ん、それなりに抑えましたが制球がイマイチ。「負け試合でイニングを食う」しか役割がないなんて言われているのが悲しい。

野手は収穫がたくさん！

野手陣はなんと言っても「大山」「西岡」「原口」の3人がその存在感を強烈に示し、「ロサリオ」「糸原」「島田」がそれにつづくアピールができたか。

まずは大山。3打数3安打という数字もさることながら、追い込まれてからストレート・変化球を狙いすまして右方向。しかも守備の対応力も見せ、もうこれ文句なし、完璧な紅白戦でした。

西岡も粘ってから変化球に対応して見事なホームラン、そして守備も安心して見ていられましたね。松田のクイックに問題もありましたが盗塁もちゃんと決め、これまた素晴らしい紅白戦となりました。

グッチも打撃フォームの改造がいきなり効果てきめん。構えたときの、いかにも打ちそうなフォームの柔らかさが印象的で、実際に結果も出たので本人もある程度は感触を掴めたのではないでしょうか。

ロサリオも来日初ヒット。個人的には、きわどいジャッジでも平然としている審判への対応に感心しましたね。糸原も強い打球と本職の三塁の守備はさすが。島田はいきなり初ヒット、初盗塁を決めたところが非凡。金本監督の期待も頷けます。

マイナスは「髙山」「江越」

江越はスイッチに挑戦中にもかかわらず、藤浪のときに敢えて右打席に立つも着払いであえなく三振。おまけに2打席立った左でも完全な振り遅れ。とりあえず、いまはまだ我慢です。

髙山は、とにかく練習時から顔に覇気がない。なんかずっと不満そうな顔してる、いや、体調でも悪いのかな。

でも、まだまだキャンプも始まったばかり。ピークをここで迎えて「シーズンインとともに息切れ」では意味がありません。もちろん、昨年これを経験した髙山は（北條も）そのあたりを踏まえて調整しているのでしょう。

とまぁ、勝手にいろいろ書いてきましたが、今日の紅白戦では改めて今年の選手層の厚さを実感しました。うん、やっぱり今年はいい。