さすがにこれじゃあ勝てない
さてさて、GW9連戦の初戦は、敵地でカープにまんまと足元をすくわれました。
今季これまで安定していた小野が7四球。5回すべての打席が得点圏という恐ろしい運を持っている大山は、先っぽに当たった犠牲フライ1本。これじゃ勝てませんわな。
とくにきのうの小野は、すっかり昨年までの制球難の小野に戻ってましたね。
鈴木に打たれた満塁弾のランナーは、実質すべてフォアボールのランナーですから。
フォアボール3つ与えて、最後にバッティングピッチャーでも投げられないような真ん中高めのユルユル変化球・・
でも、相変わらずストレートは、高めに浮いていてもまともに捉えられていない。
まぁ、とりあえずきのうの小野のピッチングは、今後も含めて今季1年で1番悪い内容ということにしましょう。
信じるしかない、本人もファンも
そして大山・・。
昨年の結果や今年のキャンプを見て、大山がここまでチャンスで打てないなんて誰が思ったか。
たしかに打点に関しては、糸井と並んでチームトップタイの12点。ただし得点圏打率は、糸井の.333に対して大山は.077なんですね。
これ自体が不思議な現象で、大山はチャンスで打てないけど、なぜか得点圏(チャンス)が追いかけてくる(笑)
どんなに打順を変えてもチャンスで回ってくる大山は、それでもやっぱり何か持っている。
片岡「右に打て、右に!」
大山「あっ、はい」
金本「左打て、左に!」
大山「あっ、はい」
大山「・・・、セ、センター・・」
まぁ、指導力に疑問を感じるのは今に始まったことではありません。
きのうの最終打席、本人はあまりにも打てる気がしないからフォアボールを狙って見送り三振。(ボール球にも見えましたが・・)
最終回のあの場面、一番やってはいけないヤツでした。
でも、大山は真面目すぎるから悩んでる。いまは確実に自信を失っています。
そういうときに限って、チャンスでなんとかしてた糸原まで打てないから余計にプレッシャーが掛かる。
それでも執拗にチャンスで打順が回ってくる。
もう、悪循環以外なにものでもありませんが、ここはなんとか自分でつかみ取って欲しいですね。
大山があと1本ヒットを打っていたら、どの打席でもいいからヒットさえ打っていれば、きのうの試合はどうなっていたか分からない。
要するに、タイガースの勝運を握ってるわけです。
これは大山の宿命なので、もうここは大山が、自分の力で、自分の信じる打撃をして乗り越えるしかない!
打撃指導はもはや信用できないのだから・・・
マツダスタジアムで勝てない本当の理由?
ちなみに、マツダスタジアムのときって本当にうちのピッチャーは突然「なんで今日はこんな調子悪いの?」って状態になることが多いけど、あれ、球場全体を覆っている “赤” のせいじゃない?
たしかに黄色に染まる甲子園もインパクトあるだろうけど、さすがに球場全体が赤というのは、よっぽど慣れないと(カープの選手でも)冷静になれないような気がする。
まじめに、試合前にLEDかなんかで赤くした部屋で30分くらい過ごしてみたらどうだろう?とくに若い選手は。
能見やメッセ以外マツダでほとんど勝ってないのは、敵のファンに囲まれてるというより、赤に囲まれている光景に呑まれているのが原因なんじゃないかな。慣れていないのが。
いやホント、興奮状態になった(ピンチになった)ときに、自分で考えている以上にメンタルの制御が効かなくなっているんだと思うんです。
たぶん知らないうちに冷静さを保てなくなるんだと。
冗談ではなく、真面目にそう思うんですが・・。
まぁ、でもきのうは、クリーンナップは打ったし、少しは試合を動かしたし、ちょっとは良い兆候が見え始めているので、なんとか今日は・・
赤い光景に慣れている能見さん、お願いします。