ベイスターズと今シーズン初の対外戦
きのうは今シーズン初となる対外戦、ベイスターズとの練習試合がありました。
試合前のタイガース練習時に、大和が元チームメイトに挨拶周りしてましたね。選手達は全員笑顔、客席からも温かい拍手と「やまと~」の掛け声。
大和本人もずっと笑顔で、なんかグッときました。
ホント、阪神戦以外では大活躍して欲しいですね。とりあえず今日はお約束を守って良いところナシという結果。素晴らしい!(嫌味じゃないです)
さて、肝心の試合はタイガースの良いところが全部出て「8-0」の快勝でした。もちろん練習試合なので勝ち負けとか点差は関係ないのですが、きのうの試合では大きな収穫がありましたね。
それは(最近いつもこのことばかり言ってますが)今のタイガースはやっぱり選手層の厚いというのを再認識できたこと。
この時期の対外戦(練習試合)は通常、試しておきたい期待の若手を使います。きのうの試合もその例にならって両軍ともに若手中心でした。
シーズンに入ればきのうのメンバー以外で、ベイスターズは、筒香、ペレス、宮崎らが加わって、タイガースは福留、鳥谷、糸井らが加わります。
という意味では条件は一緒なのに、タイガースはスタメン候補がゴロゴロ。どちらかというと、ふるいにかけている状態でしたよね。
ベイスターズにも、佐野や細川など、スタメンで今にでも活躍できるレベルの選手はいますが、あとは・・
たくさんの選手が活躍!
選手個々に見ていくと・・
投手陣では岩貞がやっぱり良かったですね。とにかくストレートの伸びも制球も素晴らしいから(カウントに余裕ができて)精神面に余裕を感じる。
キャンプで取り組んでいることが上手く表現できているんでしょう。いい表情してます。
小野は前回の紅白戦から一転。昨年のような変化球の制球の悪さが顔を出してました。それでも、なんとか3回を0点に抑えたのは成長の証しといったところか。
才木は逆に前回の紅白戦よりも良い投球。シュート回転も影を潜めて首脳陣に良いアピールができました。金本監督からはローテーション入りまで視野に入ったような発言も。
あとは長いイニング投げる体力だけですか。
打撃の方はなんと言ってもロサリオでしょう。たったの2球振っただけで3打点てっ。
第一打席に初球から振りにいくのは想像できましたが、まさか2回目の打席でも初球から。しかも簡単な球じゃなかったし。
まぁ、きのうの結果だけみれば申し分ありません。ただし、歴代、タイガースの新外国人選手は、キャンプやオープン戦で成績が良いとシーズンでボロボロになるというジンクスがあるだけにまだ油断できませんよね(笑)
あとは中谷と糸原の仲良しコンビが活躍。
高めのストレートを捕らえた中谷は、課題の成果を結果で示し、糸原は守りのミスを挽回する一発を放ちました。
とくに糸原の “ミスを取り戻そうとする執念”は、金本監督の好きなヤツですね。
個人的には、糸原のホームランのあとの打席で打ったライト前ヒット。あの打球の速さはには感心しました。それこそチームNo.1だと思います。
で、きのうの試合のマイナス面は前回に引き続き髙山ですね。まったく良いところなく終わって吉田さんも寂しそうでした。
とはいっても、まだまだキャンプの中盤戦。去年のような「アピールのためにシーズン前にピークを持ってきて、その後失速」というパターンを繰り返さないように、ピークをもう少しあとに持ってきていると信じています。
ということで、今日は、昨日の実戦につづき紅白戦が行われます。
とりあえず、今日の結果と内容次第では、レギュラー争いの行方が少しは見えてくるかもしれませんね。